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| 1.殺陣(たて)ってなんですか? |
| 2.危なくないですか? |
| 3.女性でも大丈夫ですか? |
| 4.運動経験がありません |
| 5.身体に故障があります |
| 6.木刀はどんなものを買えば良いですか? |
| 7.「殺陣」と「立ち廻り」の違いは? |
殺陣は舞台、映画、TV等で演じられる「闘いの場面」の呼び名です。
殺陣を演ずるということは、武道、格闘技の「人を倒す動作=技」を身につけつつも、競演する仲間達と気持ちを一つにして「闘いの空間」を創造する、という芸術の要素も併せ持っています。
武道、格闘技の技は端的に身体を丈夫にしてくれますし、ストレス解消にも打ってつけです。また、競演する仲間達との「闘いの空間」の創造は、人と呼吸を合わせること、気持ちを一つにすることの大切さを教えてくれるはずです。
殺陣をプロの役者のように舞台で表現できるようになるために は、いくつものプロセスを丁寧にたどって行かなければいけま せん。
車の運転にたとえるなら、まずは車の基本的な扱い方を 学んで、とりあえず走らせることができるようになる。バック や車庫入れなどの難しい操作も必要です。その次は道路を走る ための決まりを勉強しなくてはいけません。自分勝手に走って は、周りの人に迷惑などころか大事故を起こすかもしれません から。やっと道路を走れるようになっても安心してはいけませ ん。常に自分と周りの状況に注意し続けなくては安全運転はで きません。
殺陣も全く同じです。殺陣にも剣の基本的な使い方、難しい使 い方、そして安全のために守らなくてはいけない約束がありま す。それらを一つ一つきちんと身につけていけば、危険なこと などありません。玄舟塾の殺陣教室では、その人にあったレベ ルで丁寧に指導しますから安心して下さい。
まったく心配ありません!当教室会員の約7割が女性ですから(笑)。
年齢は下は中学3年生から上は30代までの女流剣士(?)が皆元気に汗 を流しています。要は男女の関係なく「殺陣をやりたい!」という強い気持ちがあればOK! ということですね。

女性会員の中でも多いのが、この「運動経験がない」という 人達ですが、皆さんそれなりに上達していますよ。
玄舟塾のカリキュラムは、いきなり殺陣の手(振り)を つけてそれをやらせるようなせっかちなものでなく、逆にくどい ほど基本をやらせるつまらない(笑)ものであって、だからこそ 確実に上達できるように作ってあります。ですが、最終的には会員個人の日頃の努力にかかってくるよ うです。たとえ運動経験がなくとも「殺陣」を最初の運動経験として とらえ、授業で教える身体をほぐす方法やストレッチ、基本の 素振りなどをきちんと家で復習してくる人は必ず上達していますし、 逆にストレッチをするのも木刀を振るのも月に何回かの授業の時 だけ、という人は当たり前の話ですが上達はしていません。
蛇足ですが、部屋が狭くて素振りができないという会員さんには 「正座をして素振りをする」よう指導していまし、よく言われるように エレベーターに乗らないで階段を使うといったような工夫も十分殺陣に 生かされる稽古だと思います。
(但し、女性が一人で夜の公園などで稽古するのは絶対にやめましょう! 物騒なご時世なので)
「腰(膝)に故障があるのですが?」とは、よく聞かれる 質問です。結論から言って医師から「普通の運動ならしてもよい」と 言われた方なら、ある程度のレベルまででしたら大丈夫でしょう。いずれにせよ、故障のある方は入会時に講師に申告してもらって、 常に講師陣が注意深く見守っている体制を整えていますし、故障個所の ケアの相談も随時受け付けています。
故障個所のケア(ストレッチ、マッサージ、アイシング等)を稽古 の度に根気強く行える意志があればOKです。あとは、再発防止のためにサポーター類を身につけることも大事ですね。
最初に知っておいて頂きたいのは、「殺陣専用の木刀というものは存在しない」、ということです(笑)。ですから、殺陣を志す私達も、必然的に「剣道・剣術用」の木刀を使うことになります。街の剣道具屋さんに行くと大抵2〜3種類の長さと重さが異なる木刀が揃っていますので、それらを持ち比べてみて、「自分の身体にしっくりくるもの」を選べばよいと思います。
初心者で、しかも女性であれば、「短めで軽い」木刀が良いと思いますが、これも一概には言えず、「長めで重い」ものの方がしっくりくるという方もいらっしゃいます。また、男性であれば、初心の内は少し「長めで重い」ものを振って「手の内(握りの感覚)」を鍛えるのがベストかと思われます。
「皆と規格が違う木刀」では「立ち廻り(殺陣の実践)」の時に困らないのだろうか?という心配は、玄舟塾の初級クラスに限って言えば無用です。初級の内は、とにかく自分に合った木刀を振って、徹底的に「手の内」を錬(ね)ることが先決ですから。また、「規格が違う」といいましても剣道具屋さんの店頭に並んでいるものであれば、あまり極端な差はありませんから、「立ち廻り」を練習する際にもなんら問題は起こりません。ただし「鍛練用のお化けみたいな木刀(船を漕ぐ櫂(かい=オール)の形をしたものとか、六角や八角形の棍棒みたいなもの)」はさすがに立ち廻りには使えませんので、念のため(笑)。
「自分に合ったものを選べ」というのは、初心者の方にとっては、なんとも「答えになっていない」助言かもしれませんが、「自分の感覚を研ぎ澄まし、それを信じること」が殺陣上達には必須の条件ですから、この「木刀選び」から既に殺陣の稽古が始まっていると考えて、大いに悩み抜いてください(失礼)!

写真Aは「白樫」で出来た通常サイズのものです。白樫は赤樫よりも重いために初心者の方が持たれると、かなりズッシリとした手ごたえを感じられると思います。私はこれを通常の「素振り用」に使っています。
その下の写真Bは、「赤樫」で出来ている上にかなり「細身」に作り込んでありますから、非常に軽く、「高速度の立ち廻り」を演ずる時の必需品です。
私に限らず、上達した人達は、状況によって何本かを使い分けているようです。

写真Cは「小刀」です。初心の方にはまず必要のないものでしょう。
写真Dは本文でも触れた、「鍛練用」です。「殺陣を極めたい!」という人は素振り用に是非!(ただし、身体を壊さない程度にお願いしますよ)
あと、各木刀の柄(つか=持つところ)に巻いてあるのは「テニス・ラケットのグリップ用滑り止め」です(笑)。木刀をそのまま持つと汗で滑りやすくなるため、これは重宝しますよ。実用新案特許申請中(嘘!!)
立ち廻りは歌舞伎の用語で、「闘いの場面」を指します。殺陣は大正時代に創設された新国劇という劇団において、やはり「闘いの場面」を指す用語として考案されました。つまり、この二つの言葉は同じ意味を持つものなのです(その様式は、歌舞伎と新国劇において大きく異なりますが)。
私達の塾では立ち廻りという言葉を、敢えて誤用と知りつつも、「殺陣の実践」という意味で使わせてもらっています。というのも殺陣には、武道における「組み手」やスポーツにおける「試合」のような、その種目の応用実践に当たる言葉が見当たらないからです。(ちなみに「手(て)」という言葉がありますが、これは「振り付け」の意味で、「手を付ける」という言い方はしますが「手をする」という言い方はしません)
以上のことをご理解いただいた上で、この HP をご利用下さい。
参考資料
| フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 |
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YOMIURI ONLIN『関西発:梅花女子大学教授・米川明彦』 |
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