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殺陣の作り方2

ここでは、実際に当塾に寄せられたご質問を基に、殺陣を構成する上での基礎知識をお伝えしましょう。ご自分達で殺陣を作るときの参考にしてください !!


ご質問:

私達は○○高校の学園祭で時代劇を上演しようとしているものです。
殺陣経験者が一人もいないため、自分達だけで、テレビのチャンバラ等を見ながら、「こんな型をやったらかっこいいんじゃないか」という感じで振りを作っています

そこで質問なのですが、型において、これだけはやってはいけないという、決まりごとはあるのでしょうか(足の位置と刀の構え方の関係、刀の向き、など)? 例えば、型の振り付けを考えている時、「右足が前にある状態の時、こっち側で刀を構えてもいいのだろうか・・もしかしてこれは間違っているのではないだろうか・・殺陣をやっている人が見たら笑ってしまうような型ではないだろうか」、など、とても心配になってきます。

型において右も左もわからないので、いろいろアドバイスをいただけたら、と思います。


お答え:

日本式の刀の振り方ですが、基本的には次の法則があります。

「踏み込む脚と同じ側から刀を振り下ろす(上げる)」

つまり、右足を踏み出す際には自分の右側面から刀を振る、左足を踏み出す際にはその逆というわけです。ということは、刀を振り下ろす(上げる)前の「構え」に関して言えば、右足が前の場合は刀は自分の左側(及び真ん中と頭上)に構える、左足が前の場合は右側(及び真ん中と頭上)に構えるというわけです。そして刀を振り切った時の形は、右足が前で動作が終わった時には刀は身体の左側に位置し、左足が前で終わった時はその逆ということになります。(真っ直ぐ振った時はもちろん真ん中で構いません)

この身体の法則は俗に「なんば」と言われているのものです。
昔の日本人の身体の使い方なのですが、最近の身体表現の世界では見直されるようになってきたものです。このことを踏まえておけば「明らかに変」な形になることはまずありません。

なんばの構え


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実践例

右足を踏み込みながらの(右)袈裟斬り


左足を踏み出しながらの(左)胴斬り


しかし中国武術においては、踏み込む脚と逆の側から剣を繰り出すということはよくあることですので、あまり神経質にならずに、ご自分達の身体にしっくりくる形を探すことをお勧めします。例えば伝統芸能の中に「剣舞」というものがありますが、これは日本刀を持って「舞い」を行うもので、ここにおいては日本式の身体の使い方から逸脱することは許されません。しかし、殺陣においては先ずはお客さんをハラハラドキドキさせることが目的ですので、ある程度の自由さが必要と私は考えています。

至らない説明で恐縮ですが、少しでもお役に立てるようでしたら望外の幸せです。