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Web殺陣教室・テクニック編

1.極め

2.距離と角度

3.斬られ方


極め


殺陣で言う「極め(きめ)」とは勢いが付いている動作を急激に止めることです。特に人を斬った動作をした後などはたっぷりと時間をとって「今斬りました!」ということを観客にアピールします。(特に顔の「表情」が大切です!うつむいてはいけません!)まあ、あんまり時間を取りすぎるのも芝居が臭くなるものですから(笑)、その一手で殺陣が終了する場合なら2〜3秒、まだ殺陣が続く場合などは0,5〜1秒もとれば十分でしょう。そこで大切になってくるのが「しっかりと止まる」ことです。せっかくの見せ場で身体がフラついては台無しですね。足腰の弱い女子はなかなか予定のポジションに止まることができませんし、逆に元気ハツラツの男子は勢いが付きすぎて予定のポジションに止まれたのはいいけれど上体が前のめりに崩れることが多くあります。そして身体の止めと同様に重要なのが「刀身の止め」です。身体がピタっと止まれたのに刀がぶらぶらしていては「画龍点睛を欠く」ですね。基本編・素振り「手の内」を徹底的に稽古してください。


距離と角度

(安全と見栄えのために)


距離(間合い)

普通殺陣を演じようとすると、その間合いは実戦の間合いに近くなりがちです。つまり刀を振れば確実に相手に当たる(斬れる)間合いということです。映像のように近づいて撮影できるものならその間合いでよいのですが、舞台でそれをやると演じる技によって後ろの観客にはなにをやっているのかよく分からないときがあります。そんなときは心持ち「離れた間合い」で行うと良いでしょう。例えば相手の攻撃を払う時にお互いの刀身の中程でクロスするよりも切っ先から10〜15センチ程のところでクロスさせた方が見栄えがします。そうすると演じている本人の主観としては「遠すぎるのでは?」という疑問が沸くと思うのですがそんなことはありません。友達と互いに見比べて確認してみてください。

これは近すぎる間合い

ちょっと分かりづらいですね

離れてみました

スッキリしましたね!


角度

「斬る演技」の時に角度がまずいと観客に「斬ってない」ことがバレバレになってしまいます。そこで「斬る人」と「斬られる人」のどちらかが観客に背を向け、相手に「かぶる」ように立てば、見事!本当に斬っているようにみえるでしょう。

これは斬り手が「袈裟斬り」をしているところです

「斬れてな〜い」のがバレバレですね

斬り手が前に「かぶり」ました

どうです?
斬っているように見えるでしょう?

今度は斬られ手の「かぶり」です

これも斬れてますね


また「突き」など比較的危険な技を使うときなども、突き出す角度を上手く変えれば、演じる側はとても安全に演技することができ、かつ観客には本当に突いているように見せることができます。

先ずは正確に相手の顔を突きます
横から見るとこんな感じ


今度は横に大きくはずします
上と比べてどうでしょう?
ほとんど区別がつきませんね
受ける方としてはこちらの方が断然安心できます


角度さえ上手く調節できれば、皆さんが思っている以上に離れた間合いで演技しても観客にはバレません。しかも離れているから安心してのびのび刀を振れますので、迫力もいっそう増すというものです。


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斬られ方(リアクション)


殺陣を構成する演技の中で「リアクション」ほど重要な演技はありません。一般の人達の目は、ばったばったと悪人を斬りまくる主役の方に向きがちですが、斬られる役者さん達の演技「リアクション」が下手だと(テレビや映画などではそんなことはあり得ませんが)殺陣自体が成立しなくなるということを知っておいてください。

リアクションで必要なことは先ず「大きな声で叫ぶ」ことです。それも「うぎゃあっっ!!」などという「断末魔の叫び」です。当教室の会員達はこれが苦手で、演劇部の高校生でさえも「うっ」と小声でつぶやいて少し顔をしかめるだけです。要するに、恥ずかしいのでしょうね。しかし殺陣は「闘い」を演じることのはずです。そして「斬られる」とは身体を斬り裂かれ血しぶきが上がるなかで死んでいく演技のことです。そんなときに「うっ(小声)」は無いと思うのですが、いかがでしょうか?もちろん塾長も実際に斬られたことはないので本当のことは知りませんが(笑)。すくなくとも、500人以上入れる劇場の最後列の観客に斬られたことが分かるか?といえば、答えは否です。さあ、皆さんも殺陣を始める以上は「恥ずかしい」などと思う心は捨ててください!大きな声で「うぎゃあっっ!!」ですぞ!


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