
| 運動を行う人にとって、それがどのような種目であろうとも、「ストレッチ」は欠かすことができません。
その主な目的には (1)怪我の予防 (2)動きの改善 (3)疲労回復 などが挙げられます。 筋肉を伸ばし、関節の可動域(動かせる範囲)を広げておくことによって、普段なら怪我をするような無理な体勢に陥っても、怪我をせずに済むことが出来るのです。また筋肉を伸ばすことによって、筋繊維の中の「神経細胞」達を目覚めさせ、脳の指令に俊敏に反応できるようにもします。また、これらの事柄によって、今まで「固くてぎこちなかった動き」が「シャープでダイナミックな動き」へと改善されていきますし、練習後にストレッチを行うことによって、筋肉の中の疲労物質が除去され、速やかに疲労が回復します。 この様に一挙両得(三得?)のストレッチは、アクションの習得に際して絶対に必要なものなのです。面倒くさがらずに、丁度、日常生活の「歯磨き」のような感覚で習慣化して下さい。 ストレッチを行う際の注意点
1.上体 2.下腿 3.体幹(胴体)
上体肩・上腕右肘を胸前に持っていき、左前腕部で押さえるようにして、右肩・右上腕を伸ばします。左腕も同様にストレッチします。
次ぎに右肘を頭の後ろに持って行き、左手でそれを左方向に引きながら、右上腕の外側(上腕二頭筋)、右肩関節を伸ばします。左腕も同様に行います。
下腿アキレス腱両脚を前後に開き(左脚前)、右の足の裏を床から離さないようにして、体重を左脚に乗せます。右アキレス腱とふくらはぎが、ジンワリ伸ばされるのを感じます。左脚も同様に行います。
膝・太腿前面左脚で片脚立ちになり、右手で右足のつま先を持ち、引きつけるようにします。右膝と右太腿の前面が伸ばされます。左脚も同様に行います。
脚裏・大臀筋前方に右脚を投げ出すように座ります。左膝を折って、左足を右膝横に添えます。腰をなるべく「真っ直ぐ」にしたまま、上体をゆっくりと前に倒します。その姿勢を6〜8秒間キープします。息はその間ゆったりと吐き続けます。
大臀筋・股関節上の姿勢で、右脚を横に大きく開くと、今度は股関節に効くストレッチになります。上体を倒すときに「腰を伸ばす」こと、「呼吸を止めない」ことは、上と同じです。
注意点上の二つのストレッチ(「脚裏・大臀筋」・「大臀筋・股関節」)では、腰を「なるべく伸ばしたまま」行うことが重要です。腰と背中を丸めて上記のストレッチを行っても、背中が伸ばされるだけで、本来の目的を達することが出来ません。
脚裏仰向けになり、左膝を立て、右膝裏を両手で引き寄せます(a)。主に右太腿の裏側が伸ばされます。さらに左足を「ゆっくり」と伸ばすと、効果は倍増します(b)。但し、「腰の固い人」は無理をせず、(a)の姿勢を保つだけで十分です。左脚も同様に行います。
体幹(胴体)腹・腰裏うつ伏せの状態から、両腕で上体を支え起こします(a)。「腹筋」と「腰の裏側」がジンワリ伸ばされるのを感じます。「腰の固い人」はこの姿勢で十分ですが、「柔らかい人」はさらに腕を伸ばして上体を反ります(b)。この時に勢いを付けてはいけません。
危険!高校生でも腰が異常に固く、「反れない」人が結構居ますので、そのような人は無理をせず、(a)の姿勢で十分身体を慣らしてから(b)の姿勢に移行して下さい。
背中・腰裏「あぐら」をかき、両手を組んで胸の前に差し出します。両肩が左右に開き、背中と腰の裏が伸ばされるのを感じながら、6〜8秒間キープします。息はその間ゆったりと吐き続けます。
腰裏・脇腹・背骨仰向けになり、右脚を左外側に投げ出す形で体幹をねじります。右腰の裏側から右脇腹、背骨全体がジンワリ伸ばされるのを感じます。この時、頭から腰〜左足までが一直線にならなくてはいけません。左側も同様に行います。
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